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DLsite.comがPCゲームレンタルサービスを開始、5月には全国140以上のゲオ店舗にも進出

 株式会社エイシスは20日、同人誌や同人ゲーム、PCゲーム、商業コミックを取り扱うウェブサイト「DLsite.com」において、PCゲームレンタル事業「DLsite レンタル」を開始した。

 500円(税別)からレンタルできる作品をそろえるなど、低価格かつ手軽にPCゲームをプレーできるのが特徴。返却手続きは不要で、レンタル期間が満了になると、自動的にゲームが終了するようになっている。同じゲームを継続してプレーしたい場合は再レンタルか、通常版のダウンロード購入となる。

 レンタル期間中であれば、通常版の定価からレンタル価格を割り引いた金額で購入できる。プレーデータも引き継がれるため、再インストールは不要。気になるゲームをまずはレンタルし、手元に置きたいと思ったときに購入する、といった使い方ができる。

レンタル期間中の通常版割引イメージ

 ローンチ時点で30ブランド以上、40タイトル以上を用意。今後もラインアップは随時追加する予定。クレジットカード決済、電子マネー、コンビニ後払いの決済方法に対応する。利用にはDLsite.comへのユーザー登録が必要。対応OSはWindows 10/8.1/7。

リアル店舗でのレンタルサービスも開始

 また、5月9日より全国140以上のゲオ店舗においてDLsiteレンタルサービスを開始する。

 店頭では専用コードが記載されたダウンロードカードを作品タイトルごとに販売し、DLsite.comからソフトウェアをダウンロードして、インストールするかたちとなる。レンタルで気になった作品は差額を支払うことで買い切り版にアップグレードすることも可能だ。

ゲオ店舗でのPCゲームレンタルが開始する。画像は2016年9月に行われたDLsite.com20周年記念イベントより

 DLsiteレンタルは、昨年9月に行われたDLsite.com20周年記念イベントで発表されたもの(2016年10月3日付関連記事『DLsite.comが20周年、コミュニティサイト「DLチャンネル」新設、2017年春にはPCゲームレンタル事業も』参照)。これまでは買い切り型のダウンロード販売のみだったが、今回のサービスによりユーザーの購入方法の選択肢が増えた。

 このPCゲームレンタル事業を可能にしたのは、2016年6月に提供を開始したWindowsゲーム向けDRMシステム「playDRM」だ。playDRMではプレー期間が設定できるため今回のレンタル販売が実現できたという。

専門知識は不要で、プロテクト処理は全自動で数分で完了。シナリオや画像ファイルなども暗号化することができる。ユーザー認証は初回起動時の16文字英数字の入力のみ