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LINE、6月9日11時より「サイバー防災訓練」実施、アカウント乗っ取り被害を疑似体験

 LINE株式会社は、同社が制定した6月9日の「サイバー防災の日」に合わせて、セキュリティリテラシーを高めるためのキャンペーン「LINE サイバー防災訓練」を実施すると発表した。同日11時より実施する予定。

 LINEアプリ内に掲出されるポップアップバナーあるいはキャンペーンサイトにアクセスすると、LINEアカウントが乗っ取られた場合の被害を疑似体験する動画が視聴できる。

「サイバー防災訓練」のポップアップバナー

 ユーザーのスマートフォンがあたかもジャックされたような演出や、一部のシーンで画面を傾けると景色が切り替わる仕掛け、ユーザーのアクションでエンディングが変わるシナリオなどが用意されている。

 乗っ取り犯役には俳優・お笑い芸人の片桐仁さん(ラーメンズ)が特別出演。同キャンペーンをシェアすることで、LINEサイバー防災訓練特別スタンプが無料配布される。

スタンプイメージ

 また、キャンペーンサイトでは、LINEアカウント乗っ取り被害のリスクや対策を覚えやすいように、「おしえない」「かくにんさせない」「しんじない」といったサイバー防災の「お・か・し」も提案している。


    サイバー防災の「お・か・し」
  • 「おしえない」 LINEから送られるSMSの4桁の認証番号を教えない
  • 「かくにんさせない」 乗っ取り犯に遭遇したらLINEへ通報
    ※通報方法はLINEトーク画面右上の「設定」から「通報」にアクセス
  • 「しんじない」 乗っ取り犯は、友だちや家族になりすまして連絡をしてくる。LINEにおける普段の口調と違ったり、唐突に認証番号を聞いてきた場合は怪しいと思うこと

 LINEではサイバー防災の日を、「インターネット上での防災意識を持つ必要性を喚起する日」として、サイバーセキュリティ啓発施策を展開する。6月9日という日付は、セキュリティの鍵(ロック)を掛けるという意味を込めたもの。なお、同社が行った調査によるとSNSサービスの中でもLINEが乗っ取られやすい傾向にあることなどが明らかになった(2017年6月2日付関連記事LINEユーザーはアカウントを乗っ取られやすい傾向? LINEのセキュリティ対策もあまり認知されておらず参照)。