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栃木産のプログラミング学習用PC「SkyBerryJAM」、栃木工業高等学校情報技術科が企画・設計

 栃木県立栃木工業高等学校情報技術科が企画・設計したIchigoJam互換のプログラミング学習用PC「SkyBerryJAM」が一般販売されている。価格は2500円(税込)。

 SkyBerryJAMは、IchigoJamに独自の回路を追加・拡張して設計・製作されており、IchigoJamと同様、CPUに12MHz駆動のLPC1114-ARM-Cortex-M0を搭載。PS/2端子にキーボードを、ビデオ出力端子にディスプレイを接続することで、単体でプログラミングの学習が行える。電源供給/PC接続用のMicro USB端子も装備する。

 このほか、DCモータードライバーICを標準で搭載。83×60mmの基板を小型ロボットなどに直接装着して活用することも可能。また、搭載するUSBシリアル変換モジュールにより、PCと連携してBASIC言語のバージョンアップや、JavaScript、mbed(C)といった言語への対応が行える。また、EEPROMは標準の64KBから最大512KBまでの拡張に対応する。

 一般向けには、組み立てにはんだごて、ラジオペンチ、ニッパー、ドライバーなどの工具で組み立てられるキットが樫木総業やVKStecのウェブサイトで販売されている。

 同校では、ものづくり教室や出前講座などでの試作・改良を重ねて「組立キット版」を商品化。SkyBerryJAMを通して、ものづくりやプログラミングの楽しさを広める活動を推進しているという。なお、SkyBerryJAMの名称は、栃木県で開発されたいちご「スカイベリー」の名前にちなんでいる。