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ロリポップ!、クラウドホスティング環境を簡単に構築できる「マネージドクラウド」プラン、試験版を提供開始

 GMOペパボ株式会社は12日、レンタルサーバー「ロリポップ!」において、クラウドホスティング環境を簡単に構築でき、柔軟にリソースの増減ができる「マネージドクラウド」プランを発表し、試験版としてクローズドα版の提供を開始した。

 「マネージドクラウド」プランは、“マネージド型”であるレンタルサーバー(共用サーバー)の運用の手軽さと、VPSやクラウドのような拡張性・自由度の高さを備えたサービス。

 従来のレンタルサーバーでは、リソースの拡充には上位プランへの移行が必要で、サーバーのカスタマイズは自由に行えないことが一般的だが、「マネージドクラウド」プランでは、コンテナ型仮想化技術の採用により、ユーザーごとに独立したサーバー環境上でウェブアプリケーションを動作させられるため、可用性が高く、コンテナ数の増減でリソースを柔軟に管理できる。

 「マネージドクラウド」プランでは、GMOペパボの研究開発組織「ペパボ研究所」が独自に開発したコンテナ仮想化技術である、サービス実行基盤「FastContainerアーキテクチャ」と、軽量なLinuxコンテナエンジン「Haconiwa」を採用。

 サーバー環境のセットアップやリソース管理を簡単に行えるコントロールパネルが用意されており、サーバーの障害・負荷対策などの保守管理はGMOペパボ側で行うため、専任のシステム担当者がいない企業や団体などでも利用できる。

 7月12日からは、「マネージドクラウド」プランのクローズドα版の提供を開始。クローズドα版は、特設サイトで応募を受け付け、抽選に当選したユーザーのみ利用が可能。利用料金は無料で、正式版提供時には従量課金制となる予定。応募期間は7月31日まで。

 クローズドα版では、実際にコントロールパネルからアプリケーションや開発環境をインストールし、ウェブアプリケーションを公開することが可能。アクセス状況に合わせてコンテナ数が増減する「オートスケール」も利用できる。