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ビームフォーミング、3ストリーム11ac対応のWi-Fiルーター、NECプラットフォームズ「Aterm WG1800HP3」

 NECプラットフォームズ株式会社は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応無線LANルーター「Aterm WG1800HP3」を10月12日に発売する。店頭予想価格は1万1000円前後(税別)。

 3ストリームのIEEE 802.11acに対応し、最大通信速度は5GHz帯接続時で1300Mbps、2.4Ghz接続時は450Mbps。WG1800HP2の後継にあたり、4月に発売された「WG1900HP」の下位モデル。バンドステアリングと動作中のオートチャネルセレクトに対応しない点が異なる。

 ビームフォーミングにも対応しており、対応するiPhone 6以降などのWi-Fi子機を用いて同社が木造三階建ての家屋で行った計測テストによれば、ビームフォーミング有効時には、1階に設置したアクセスポイントに2階から接続した場合に約42~58%、3階からは約25%程度、接続速度が向上したという。

 SSID名や暗号化モード、接続パスワードを、それまで使っていた無線LANアクセスポイントから移行できる「Wi-Fi設定引っ越し」機能に新たに対応した。WPSに対応した製品であれば、他社製品からでも設定の移行が可能。

 「見えて安心ネット」を新たに搭載し、アクセスポイントへの機器接続時にスマートフォンへ通知を行えるほか、接続機器の一覧や各機器の詳細な情報を表示できる。また、特定端末への接続時間をスケジュール設定できる「こども安心ネットタイマー」を、WG1800HP2に引き続き搭載する。

 中継機モードでの利用も可能で、Wi-Fi親機とは5GHz帯または2.4GHz帯のいずれか一方を選んで接続し、本機と子機の間での接続では5GHz帯と2.4GHz帯を同時に使用できるデュアルバンドでの中継に対応する。

 筐体は縦置きと横置き、壁掛けに対応しており、本体サイズ(幅×奥行×高さ)は約33×110×169.5mm、重量は約0.4kg。本体背面には、それぞれギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポートを装備する。前モデルのWG1800HP2が搭載していたUSBポートは非搭載。