無償の「クセロPDF2」などソフト3種、7月中旬で配布終了


無償のPDF閲覧ソフト「クセロReader ZERO」

 アンテナハウスは15日、フリーソフトの「クセロPDF2」「瞬簡PDF ZERO」「クセロReader ZERO」について、7月中旬で配布を終了すると発表した。利用時に必要なシリアル番号の発行も終了するため、新規の利用開始も行えなくなる。

 「クセロPDF2」「瞬簡PDF ZERO」「クセロReader ZERO」は、株式会社クセロが提供してきたPDF関連のフリーソフトだが、株式会社クセロのほぼすべての事業が4月24日付でアンテナハウスに譲渡された。アンテナハウスでは、「クセロPDF2」など株式会社クセロが配布していたすべてのフリーソフトの配布を終了することを決定。すでに「瞬簡メール便 ZERO」「瞬簡Movie ZERO」の配布を終了している。

 アンテナハウスでは、配布終了の理由について「フリーソフトの継続的な無償配布は、アンテナハウスが目標とする『売って喜び、買って喜ぶ』という経営方針とは相容れないため」と説明し、理解を求めている。

 フリーソフトの配布は終了するが、ソフト自体はそのまま利用できるという。ただし、「クセロReader ZERO」については、利用できるのは新規インストールから180日間に限られる。また、フリーソフト利用時にWebブラウザで表示していた広告については、2009年内をめどに配信を終了するが、その後もソフト自体は継続して利用できるとしている。


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(永沢 茂)

2009/6/15 16:45