CentOS、音信不通のプロジェクト管理者に公開書状
Linuxディストリビューション「CentOS」の開発者たちが30日、プロジェクト管理者のLance Davis氏にあてた公開書状を、CentOSの公式サイトに掲載した。
公開書状によると、開発者たちは現在、Davis氏と連絡が取れない状態になっているという。Davis氏は、「centos.org」ドメインとIRCチャンネルの唯一の管理者となっているため、この状態が続くと今後開発に支障を来す恐れがあるとして、連絡を取るよう呼びかけている。
開発者たちは、2週間前からDavis氏に電話をかけているものの、「回線は話し中だ」とするメッセージが流れるのみで、29日にようやくボイスメールにつながったものの、返答は無いという。
また、公開書状に名を連ねているRalph Angenendt氏のブログによれば、Davis氏はCentOSの寄付を受け付けているPayPalアカウントと、CentOSサイトのGoogle AdSenseのアカウントに唯一アクセスできる人物であり、これまでにも財政状況を明らかにするよう求めてきたが、公開されることは無かったという。
CentOS公式サイトのトップページでは、今回の公開書状を送付した開発者たちは、CentOSの開発を今後も継続することを約束するとコメントしている。
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(三柳 英樹)
2009/7/31 21:11
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