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GoogleのソーシャルWeb戦略、「Friend Connect」ですそ野拡大


グーグルの及川卓也シニアプロダクトマネージャー

 グーグルは3日、報道関係者向けの定例会見において、GoogleのソーシャルWeb戦略と、Webサイトにソーシャル機能を追加できる「Google Friend Connect」を紹介した。

 グーグルの及川卓也シニアプロダクトマネージャーは、「サイトへのトラフィックを集めるために昨今重要になってきているのが、口コミやソーシャルを利用すること」だと話す。

 また、「サイトに何度も訪問してもらうためにもソーシャルの力が必要。具体的には、コンテンツに対してコメントや評価ができれば、それへの反応が気になり、サイトにも愛着が湧く」とした。

 及川氏は、Twitterに代表されてるマイクロブログを例に挙げ、「最近ではスパムなどネガティブな面も出ているが、皮肉にもソーシャルグラフを使った口コミ効果がWebでいかに重要なのかを証明した」とコメント。「ソーシャル化は、Webの次のステップアップにおいて、1つの素材になる」。

ソーシャル化でWebサイトは次のステップに GoogleのソーシャルWeb戦略

 GoogleのソーシャルWeb戦略については、まずソーシャルアプリケーションの共通API「Open Social」を説明した。Open Socialをサポートした日本のサービスでは、「gooホーム」や「mixiアプリ」オープンベータ版がある。また、Googleのサービスでのサポートやアプリケーション開発者向けのコミュニティを紹介した。

 一方、「Webのソーシャル化が重要だとわかっていても、自分のサイトにソーシャル機能を組み込むのは大変。コミュニティの作成をできるだけ簡便に、プログラムなしで実現することが重要だと考えている」と説明。そのために提供するサービスが「Google Friend Connect」だという。

 「Google Friend Connect」を使えば、コミュニティやコメントなどのSNS機能を、ガジェットとしてサイトに追加できる。主なガジェットは、サイト訪問者のコミュニティを構築できる「メンバー」や、コメント投稿欄を設置する「コメント」、サイトやコンテンツの評価を投稿できる「評価/レビュー」などがある。利用するには「Google アカウント」が必要。なお、7月に日本語を含む47カ国語に対応した。

 サイトオーナーは、「Google Friend Connect」のページで「サイト登録」を行い、手順に従ってガジェットをサイトに設置する。ユーザーは、サイトの「メンバー」ガジェットからログインすることでコミュニティに参加でき、他のメンバーを招待したり、プロフィール機能を使って、おすすめのサイトを公開することも可能。メンバーへのログインには、Google アカウントのほか、AIM、Yahoo!(英語版)、OpenIDを利用できる。

 このほか、及川氏は、サイトへのメンバー招待を自分のTwitterに投稿するデモを行った。これには、Web APIへのアクセスを認可するプロトコル「OAuth」を利用している。招待通知を送信できるWebサービスは、Twitter、Orkut、Plaxoなど。「日本でポピュラーなサービスが少ないが、現在、いくつかのサイトに参加を呼びかけており、年末には増えるだろう」とした。

Google Friend Connect メンバーガジェットの例

サイトにGoogle Friend Connectを追加する手順 他のWebサービスのソーシャルグラフと連携

 


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(野津 誠)

2009/8/4 19:03

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