JASRACやACCSなど、雑誌出版社に違法サイト情報の掲載自粛を要請


 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)や日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本レコード協会(RIAJ)など著作権関連11団体は5日、著作権・著作隣接権の侵害を助長するサイトなどの情報を多数掲載する雑誌の出版社12社に対して、掲載の自粛を要請する文書を連名で送付した。出版社12社の社名については非公表。

 ファイル共有ソフトや動画投稿サイト、掲示版サイトなどを利用して違法にアップロードされた音楽、映像作品、ゲーム、マンガなどのファイルを無料でダウンロードできる方法を紹介している雑誌について、情報掲載の自粛を求めた。

 ACCSは、「今までそのような違法サイトを知らなかった多数の読者にも、違法にアップロードされた音楽、映像作品、ゲームなどのファイルを容易にダウンロードできるように情報を提供しており、結果として著作権・著作隣接権侵害行為を助長するもの」と指摘。正規のコンテンツ配信ビジネスの発展を阻害する可能性が極めて高く、関係団体として看過できるものではないとしている。


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(増田 覚)

2009/10/5 15:48