3カ月で新種マルウェア500万件検出、PandaLabs集計で過去最高


 PandaLabsは14日、2009年第3四半期(7~9月)に発生したセキュリティに関する脅威をとりまとめたレポートを発表した。同四半期では、過去最高となる500万件の新種のマルウェアが検出されたという。同社が入手する検体は現在、1日に約5万件にも上るという。

 また、PandaLabsが設置するセンサーが第3四半期に検出したマルウェアの内訳では、トロイの木馬が37.70%で最多。次いで、偽セキュリティソフトなどが出回ったことにより、アドウェアが18.68%を占めた。

 脅威の傾向としては、スパムなどを通じてマルウェアを配布するサイトに誘導される事例が増えていると指摘。スパムの文面には、新型インフルエンザやオバマ米大統領のスピーチなど、ユーザーの興味を引くような最新ニュースが使われることが多いという。


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(増田 覚)

2009/10/16 18:41