任天堂が新たにマジコン業者提訴、通報窓口へのタレコミ役立つ


不正商品情報提供窓口のページ

 任天堂は10日、「ニンテンドーDS」用ゲームを開発・販売するメーカー54社と共同で、ゲームのROMイメージを複製できる機器、いわゆる「マジコン」の販売業者に対し、不正競争防止法に基づき、輸入・販売行為の差し止めおよび損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提訴したと発表した。

 任天堂らは、「R4 Revolution for DS」に代表される、マジコンと呼ばれる機器の販売業者に対して、輸入・販売の差し止めを求め、10月5日にも東京地方裁判所に提訴しているが、「それでもなおマジコンの販売を継続する、あるいはマジコンの違法性を認めず、当社らの警告に対して真摯な対応が見られない悪質な業者が存在するため、このたび、法的措置を取ることにした」という。

 なお、任天堂では、同社サイト上にマジコンなどの不正機器の販売・流通に関する情報提供を受け付ける窓口を10月5日に開設したが、今回の訴訟に際しては、その窓口へ寄せられた情報が役に立ったとし、協力者への感謝を述べている。任天堂では、今後も違法行為に断固とした姿勢で取り組む考え。


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(野津 誠)

2009/11/11 17:32