Adobe、「Flash Player 10.1」「AIR 2」のベータ版を公開


Adobeの実験サイト「Adobe Labs」

 米Adobe Systemsは17日、「Flash Player」とアプリケーション実行環境「Adobe AIR」について、次期バージョン「Flash Player 10.1」「Adobe AIR 2」のベータ版を公開した。Windows、Mac、Linuxに対応し、Adobeの実験サイト「Adobe Labs」からダウンロードできる。

 「Flash Player 10.1」では、コンテンツ保護システムの「Flash Access 2.0」と組み合わせたHTTPストリーミングや、H.264のハードウェアデコードに対応。マルチタッチスクリーンもサポートする。また、家電メーカーなどが参加した「Open Screen Project」の成果による初のリリースとなるもので、2010年にはスマートフォンや各種デバイス向けのFlash Player 10.1のリリースも予定されている。

 「Adobe AIR 2」は、Flashベースのアプリケーションを通常のアプリケーションと同様に使うための実行環境「Adobe AIR」の次期バージョン。Adobe AIR 2では、マスストレージデバイスに対応したほか、UDPのサポートなどネットワーク機能を強化。Flash Player 10.1と同様に、マルチタッチスクリーンにも対応する。


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(三柳 英樹)

2009/11/18 13:53