Mac OS X 10.6.2/10.5.8用のJavaアップデート公開


 アップルは3日、Mac OS X用のJavaアップデートを公開した。同OSのソフトウェア・アップデート機能を通じて、または同社サイトからダウンロードできる。

 Mac OS X 10.6.2用の「Java for Mac OS X 10.6 Update 1」では、Java SE 6をバージョン「1.6.0_17」にアップデートする。旧バージョンの「1.6.0_15」には複数の脆弱性が見つかっており、細工を施されたJavaアプレットが仕込まれたWebサイトにアクセスすることで、ユーザー権限で任意のコードを実行される恐れなどがあったという。

 Mac OS X 10.5.8用の「Java for Mac OS X 10.5 Update 6」でも、Java SE 6を「1.6.0_17」にアップデートするほか、J2SE 5.0を「1.5.0_22」にアップデートする。J2SE 5.0についても、やはり旧バージョンの「1.6.0_15」において、同様の脆弱性があったという。Java SE 6は64ビットのIntelベースMac専用で、J2SE 5.0はすべてのIntelおよびPowerPCベースのMacに対応する。

 なお、J2SE 1.4.2のバージョン「1.4.2_22」にも複数の脆弱性が見つかっているが、今後アップデートされることがないため、「Java for Mac OS X 10.5 Update 6」によってJ2SE 1.4.2はデフォルトで無効化される。


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(永沢 茂)

2009/12/4 18:23