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「.eu」ドメイン、ようやくEU加盟国の全言語に対応


 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は10日、「.eu」ドメインにおいて使用できる言語が、キリル文字やギリシア文字を含め加盟国の23公用語すべてに対応したと発表した。欧州委員会では、6月に施行された新たなEU規則に基づき、今回の全言語対応に至ったという。

 EUの象徴の1つとして採用されたトップレベルドメイン(TLD)である「.eu」だが、加盟国の言語が多様であることから、すべての公用語で登録できるわけではない状況が続いていた。

 従来は英語のアルファベット26文字および数字、ハイフンが使用できるのみ。ドイツ語のウムラウトをはじめ、ラテンアルファベット系の言語でも、英語のアルファベットにはない特殊文字がある場合は登録ができなかった。ましてや、ロシア語が使用することで有名なキリル文字を使用するブルガリア語や、ギリシアアルファベットを使用するギリシア語も登録できなかった。

 長年の目標だった多言語化がようやく達成された「.eu」だが、すでに人気は高く、登録件数は9月末現在で299万件とTLD別で9位。「.eu」における加盟国別の順位をみると、ドイツが92万件でトップで、オランダが41万件と、英国(31万件)やフランス(27万件)を抑えて2位。国コード別トップレベルドメイン名(ccTLD)では自国のサービスに限定されるイメージがあるのを嫌ってか、国際的な企業による登録が多いようだ。

 多言語対応は、「.eu」ドメインのさらなる登録に寄与するのか今後が注目される。


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(Gana Hiyoshi)

2009/12/14 13:00

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