堀江貴文氏が旧ライブドアに208億7000万円支払うことで和解


 株式会社LDH(旧ライブドアホールディングス)は25日、同社の元代表取締役社長である堀江貴文氏と和解したと発表した。堀江氏の資産約208億7000万円をLDHに引き渡すことで、一切の紛争を解決するものだとしている。

 LDHは、証券取引法違反に関して、堀江氏を含む旧経営陣5名と元会計監査人社員2名を相手取り、総額約363億1282万円の損害賠償金などを求める訴訟を起こしていた。今回、裁判所から勧告された和解案に応じ、堀江氏と訴訟上の和解が成立したという。残る元取締役の宮内亮治氏を含む旧経営陣ら4名、元会計監査人社員2名に対しては、引き続き責任を追及していくとしている。

 LDHでは、「引き渡しを受ける資産は、堀江氏の資産のほぼすべてに相当するものであり、当社の損害回復を迅速に最大限果たしたことになる。当社の責任において、旧経営陣らのうち、核心となる堀江氏への責任追及を完遂できたことに大変満足している」とコメントしている。

 なお、ポータルサイト「livedoor」に掲載中の10周年記念特集「きっかけはライブドア2009」において、12月25日付で堀江氏のインタビューが掲載された。経営破たんしたライブドアを買収した2002年当時のことなどを同氏が語っている。


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(永沢 茂)

2009/12/25 20:22