米Apple、携帯広告ネットワークの米Quattro Wirelessを買収


 米Appleが携帯電話向け広告ネットワーク企業の米Quattro Wirelessを買収したことが5日、明らかになった。

 Quattro Wirelessは、携帯電話向けWebサイトや携帯アプリケーションに対して、ディスプレイ広告やSMS/MMS広告、リッチメディアや動画による広告などを提供している。また、iPhoneアプリ向けの広告も提供している。

 買収金額などの詳細は明らかになっていない。また、Quattro Wirelessは、これまで通りすべての端末とプラットフォームを対象に通常業務を続けていくとしている。

 モバイル広告に関しては、米Googleが2009年11月、米AdMobの買収を発表しているが、米連邦取引委員会(FTC)により速やかな認可が得られないでいる。今回、AppleがQuattro Wirelessを買収したことを受け、Googleは「AppleがAdMobの競争相手の1つであるQuattro Wirelessを買収したことは、モバイル広告分野の競争が依然として激しいことを示す証拠となっている」とのコメントを発表した。


関連情報


(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/6 14:41