メルマガは「タイトルで読むかを判断」が84%。マクロミル調査


 マクロミルは25日、「メールマガジンに関する調査」の結果を公表した。調査は20~49歳の男女を対象に、2009年12月2日・3日に実施。有効回答数は500サンプル。

 調査結果によれば、企業やショッピングサイトから送られるメールマガジンの受信数は、パソコンが平均12.2種類、携帯電話は平均4.9種類。このうち、メールを開封して中身まで読むケースはパソコンが平均4.9種類、携帯電話が2.6種類だった。また、受信するメールマガジンのジャンルは、「ショッピング」が69%と1位。以下は、「旅行・レジャー」と「グルメ・料理レシピ」がそれぞれ40%と続いている。

 購読のきっかけは、「商品・サービスを購入(利用)したら送られてくるようになった」と「プレゼント・キャンペーン応募をしたら送られてくるようになった」が68%と同数で、受動的に届くようになった回答が7割程度あった。一方、「企業やショップのホームページへアクセスし、自ら登録した」ケースも67%あったという。

 3年前と比べた受信や購読頻度の変化に関する質問では、パソコンで受信するメールマガジンが増えていると回答した割合は66%で、携帯電話でも38%が増えていると回答した。また、読まなくなったメールマガジンの数が増えているとの回答も46%あった。


受信しているメールマガジンのジャンル(複数回答)メールマガジン購読のきっかけ(複数回答)

 メールマガジンを読む際に「タイトルで読むか読まないか判断する」という考え方に「あてはまる」と回答した割合は84%で、「最初に見える範囲の内容で読むか判断する」に「あてはまる」と回答した割合は79%だった。

 メールマガジンをきっかけに商品購入の経験がある割合は45%で、このうち3%が「よくある」と回答。メールマガジンやリンク先の「割引クーポン」を使う割合は48%に上った。

 メールマガジンを読まなくなる理由に関しては、「興味のない広告宣伝が多い」が64%と1位。以下は「内容がつまらない」が53%、「配信頻度が多すぎる」が50%。

 読んでいないメールマガジンに関しては、パソコン・携帯電話の双方で「届くたびに削除する(パソコン63.6%、携帯電話52.7%)」割合が最も多く、次いで「配信停止の手続きをする(パソコン40.9%、携帯電話31.9%)」という。

 このほか、読みたいと思うメールマガジンの種類は、「クーポン割引情報」と「キャンペーン情報」がそれぞれ63%で、次いで「興味のあるジャンルの情報」が57%だった。


タイトルで読むか読まないかを判断するかについてメールマガジンを読まなくなる理由(複数回答)

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(村松 健至)

2010/1/26 06:00