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生成AIによるデータ収集に対価を求めるライセンス標準規格、公式仕様として策定

 生成AIによるデータ収集に対価を求めるライセンス標準規格が公式仕様として策定されたことが明らかになった。

 昨今は生成AIのクローラーがウェブを巡回し、データを学習する行為が問題化しているが、「Really Simple Licensing(RSL)1.0」と呼ばれるこの標準規格では、パブリッシャーが自社サイトを訪問する生成AIクローラーに対してこうした行為を許可する代わりに対価を求める権限を与えるというもの。ウェブコンテンツパブリッシャーは、GoogleのAIモードをはじめとしたAI検索からコンテンツをブロックしつつ、従来の検索結果への掲載を維持できるようになるとしている。

 すでに1500以上のメディアやブランドがサポートを表明しているほか、CloudflareやAkamaiなど主要コンテンツ配信ネットワークもサポートを表明しており、今後の標準となっていく可能性は高そうだ。RSLを推進するRSL Collectiveのサイトでは、ウェブ管理者向けにこのRSLに関する詳細な情報を公開している。