Akamai、AIボットの無断クローリング防止と収益化を目指し、TollBitおよびSkyfireと連携

　Akamaiは9月17日（米マサチューセッツ州現地時間）、ウェブサイト運営者がAIボットにより生じるトラフィックから収益を得られる手段を提供することを目的とした、TollBitおよびSkyfireとの戦略的パートナーシップを発表した。

　Akamaiでは、1日に1500億件を超えるボットからのリクエストを処理しており、顧客が持つウェブサイトに対して、無断スクレイピング阻止のためのソリューションの提供も行っている。

　今回発表されたパートナーであるTollBitは、AIエージェント向けのペイウォールを提供している。また、Skyfireは、AIエージェント向けの認証や決済機能などのコマース基盤を提供している。

　Akamaiでは本パートナーシップにより提供するソリューションについて、Security Strategy担当CTOであるPatrick Sullivan氏のコメントとして、「スクレイパーをブロックするか、信頼できるエージェントを許可するか、あるいはプレミアムアクセスの利用料を提供するかによらず、お客様はすべてをリアルタイムにエッジで制御できるようになります」と述べている。