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いったいなぜ? AIアシスタントからリンクされたURL、404エラー率が3倍にも上ると判明

 AIアシスタントからリンクが張られた外部URLは、一般的なウェブ検索と比べて「404」エラーが表示される割合が3倍にも上ることが明らかになった。

 これは、SEOツールなどを提供するAhrefsが行った調査によるもの。ChatGPT、Claude、Copilot、Perplexity、Gemini、MistralといったAIアシスタントがリンクした1600万以上のURLを分析したところ、「404 Not Found」エラーである確率は、Google検索(0.15%)のほぼ3倍にあたる0.43%だったという。なかでも、ChatGPTではこの傾向が顕著で、1.01%と、約7倍ものエラー率となっている。理由は主に2つあるとされており、1つはページ自体は実際に存在していたが、クロールしてから時間が経過したことで消滅したという、つまり一般的なGoogle検索よりもクロールの頻度が低いためというケース。もう1つは、例えば「/blog/」直下にある「internal-links」や「newsletter」などのように、特定のサイトにおいて存在することが予想される典型的な形式のURLが実際には存在していなかったケースで、つまりはハルシネーションの一種ということになる。この調査結果を紹介している「Digital Information World」では「実質的な影響は今のところ軽微」と指摘しているが、リンク先を開いてみたらエラーだったという体験は、AI検索が増えるにつれますます増加していきそうだ。