ニコ動視聴者の9.0%、すべてのサービスで異なるパスワード使用


パスワードの使い分け方について(ニコ割アンケート「ネット上のリスクについて」調査結果ページより)

 ニワンゴは3日、動画共有サービス「ニコニコ動画(9)」のユーザーを対象に実施した、インターネット上のリスクに関する調査の結果を公表した。

 調査は、ニコニコ動画を視聴中のユーザーに対してアンケート調査を実施する「ニコ割アンケート」を利用。調査日時は2月2日19時30分で、約200秒間で7万1274件の回答が寄せられた。

 ウイルス対策ソフトの使用有無については、「使っている」が83.8%と多数を占め、「使っていない」は16.2%だった。「使っていない」回答者に対して、その理由をたずねたところ、「設定するのが面倒」と回答する割合が47.8%と最も多く、以降は「値段が手ごろでない」が38.9%、「更新するのが面倒」が35.2%、「PCの動作が遅くなる」が31.1%と続く。

 パスワードの使い分け方に関しては、「ほとんどのサービスで同じものを使用」が55.1%と約半数を占め、「すべてのサービスで同じものを使用」の15.9%を合わせて、71.0%が複数のサービスで同じパスワードを利用しているとした。一方、「ほとんどのサービスで異なるものを使用」は20.0%、「すべてのサービスで異なるものを使用」は9.0%だった。

 インターネットを使用する際に、悪質なリンクにアクセスした経験については、「アクセスしたことはない」が53.7%、「アクセスしたことがある」が46.3%。悪質なリンクの存在に対する意識は「非常に意識している」の26.5%と「やや意識している」の51.5%を合わせて、78.0%の回答者が「意識している」結果になった。

 SNSやブログなどで自分がした悪事などを公開した経験に関しては、「全くない」が75.4%と大半を占めた。以降は「ほとんどない」が12.1%、「どちらともいえない」が6.4%、「何回かある」が3.9%で、「たくさんある」と回答したユーザーは2.2%だった。また、知人が悪事を公開しているのを目撃した経験に関しても、「全く見たことがない」が56.4%と最も多かった。


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(村松 健至)

2010/2/3 19:55