「Google Buzz」の自動フォロー機能、手動選択方式に修正
米Googleは13日、「Google Buzz」の自動フォロー機能を変更するなど、プライバシーに関連したいくつかの問題を修正したと発表した。Googleは12日にも、プライバシーの問題のため設定変更を行っていた。
「Google Buzz」の自動フォロー機能とは、「Google Buzz」に参加する際に、普段頻繁にメールを交換している相手を自動的にフォローするという機能だ。
当初の設定では、自分がフォローしている相手のリストが公開される状態にあったため、Googleは急遽これを修正することになった。頻繁にメールを行っている相手を知られたくないユーザーの希望に添った措置だった。
さらに13日にはこれを一歩進め、自動フォロー機能自体を取りやめることを発表した。その代わり、ユーザーがフォローしたいと思われる相手のリストを提示し、チェックボックスでフォローしたい相手を決めるという方法に変更した。
また、自動的にPicasa Web AlbumとGoogle Readerの接続を中止した。オプションから手動で接続することはできる。
なお、「Google Buzz」で自動的にPicasa Web AlbumやGoogle Readerと接続されていたとしても、そもそも「一般公開」されていない情報に関しては「Google Buzz」でも公開されていなかったとGoogleでは主張する。しかし、このことにユーザーの注意が及んでいなかった場合には、意図せずして公開されてしまう場合もありうるだろう。
このほか、Gmailの設定画面に「Buzz」専用タブを設けることにした。この設定画面からは、「Google Buzz」をGmailの中から隠すか、完全に機能を停止させるかを選択できるようになるという。
Gmailの設定画面に新たに設ける「Buzz」専用タブ(Gmail公式ブログより画像転載) |
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/2/15 12:22
-ページの先頭へ-