楽天、ソースネクストを持分法適用関連会社に


 楽天は、18日に開催した取締役会で、ソースネクストの株式を追加取得することを決議した。追加取得後の議決権比率は28.13%となり、ソースネクストは楽天の持分法適用関連会社になる見込みだ。

 楽天では2009年9月に、100%連結子会社であるRSエンパワメント(RSE)株式会社を通じて、ソースネクストに出資。今回、ソースネクストとの協業を進めることを前提に、RSE社を通じてソースネクストの代表取締役社長を務める松田憲幸氏から株式を追加取得することを決議した。

 追加取得の決議に合わせて、松田氏との間で株式譲渡契約を締結。取得株式数は2万1000株で、取得価額は4億5300万1800円。公正取引委員会による事前審査終了が株式取得の条件になるが、取得後の議決権比率は現在の14.89%から28.13%に増加。これにより、ソースネクストを持分法適用関連会社化する。なお、株式の払い込み期日は4月末を予定する。

 楽天では、パッケージメディア事業などの商品力強化に加えて、ソースネクストが持つソフトウェア企画力や開発力を活用したインターネットサービスの提供などにおける協業の検討を進める考えだ。

 合わせて楽天では、連結子会社であるイーバンク銀行の完全子会社化を目的に公開買い付けを開始すると発表した。


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(村松 健至)

2010/3/18 19:21