ソフトバンクが「USTREAM Asia」を設立、iPhoneアプリ日本語版も提供へ


18日の記者会見でUSTREAM Asiaの設立を発表するソフトバンクの孫正義社長

 ソフトバンクと米Ustreamは18日、アジアでの事業展開を目的とした合弁会社「USTREAM Asia」を共同で設立することで合意したと発表した。5月19日に準備会社を設立し、その後速やかに合弁会社化する。

 ソフトバンクは、100%子会社のTVバンクを通じてUSTREAM Asiaに出資する。USTREAM Asiaの資本金は2億円、資本準備金は2億円。出資構成はTVバンクが60%、Ustreamが32%、DCM(ファンド)が8%。USTREAM Asiaの代表取締役社長には、TVバンクの中川具隆社長が就任する。

 ソフトバンクはUstreamに対し、2010年1月に2000万ドルを出資し、合弁会社設立のための協議を重ねてきたと説明。USTREAM Asiaは、まず日本での事業展開を本格化させ、その後アジア各国で事業を拡大できるよう準備を進めていくとしている。

 また、iPhone用のUstreamアプリ「USTREAM Viewer」「USTREAM Broadcaster」の日本語版も提供する。

 また、ソフトバンクはUstreamに対して6月中に1000万ドルの追加出資を行う予定を明らかにした。これにより、ソフトバンクのUstreamに対する出資比率は19.04%となる見込みで、2011年7月までに追加で株式を取得できるすべてのオプションを行使した場合には合計で7500万ドル(出資比率30%強)の出資となり、Ustreamの筆頭株主になるとしている。


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(三柳 英樹)

2010/5/18 12:03