任天堂、裸眼3D対応「ニンテンドー3DS」を初披露、すれちがい通信も強化


ニンテンドー3DS

 任天堂株式会社は米国時間15日、米ロサンゼルスで開催中の「Electronic Entertainment Expo 2010(E3 2010)」において、新携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」を初披露し、スペックを公表した。

 「ニンテンドー3DS」は、任天堂が発売を予定している新たな携帯ゲーム機。今回のE3 2010で初披露され、実機デモが行われた。今期中(2011年3月末まで)に世界の主要市場で発売する予定で、発売日と価格については「販売各地域にて後日お知らせする」としている。

 公表されたスペックによれば、画面は「ニンテンドーDSi」と同様に2画面の構成で、上画面には裸眼立体視が可能な3.53インチワイド液晶(800×240ピクセル)、下画面には3.02インチのタッチスクリーン(320×240ピクセル)を採用。横800ピクセルを左目用・右目用交互にそれぞれ400ピクセルずつ割り当てることで、3D映像表現が可能となる。

 また、ニンテンドーDSシリーズから採用したタッチスクリーンやマイク入力に加え、新たにアナログ入力可能なスライドパッドやモーションセンサー、ジャイロセンサーを搭載。カメラによる画像認識などの組み合わせにより、新たな操作感覚が実現できるとしている。

 無線通信機能では、スリープ中に他のニンテンドー3DSやWiFiアクセスポイントと自動的に通信し、同時に複数のゲームの「すれちがい通信」を可能にする機能を搭載。WiFiアクセスポイントのある場所でニンテンドー3DSを起動して能動的な操作をすることなく、インターネットとの連携によるサービスを自動的に実現するとしている。

 この他公開されたスペックは、サイズが横134mm×縦74mm×厚さ21mm(閉じた状態)、重量は約230g。カメラは内カメラ1個、外カメラ2個で、解像度はいずれも640×480ピクセル。


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(三柳 英樹)

2010/6/16 11:55