「非実在青少年」規制盛り込んだ条例改正案、都議会が否決


 「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案が16日、東京都議会本会議で否決された。

 改正案は、2~3月に開かれた2010年第1回定例都議会に提出されていたものだが、漫画やアニメなどに描かれた「非実在青少年」に関する販売規制を盛り込んだ点について、表現規制につながるなどの問題を指摘する声が挙がり、継続審議となっていた。今回、第2回定例都議会で否決されたかたち。

 改正案には、携帯電話のフィルタリングサービスの解除手続きを厳格化することなど、インターネット関連の新たな規制も盛り込んでいたが、これについても規制対象の定義があいまいであるなどの指摘があった。


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(永沢 茂)

2010/6/16 16:41