2009年の電子書籍端末国内市場は9000万円、2010年は237億円に急拡大
株式会社シード・プランニングは7日、電子書籍端末の市場動向をまとめた調査結果を公表した。それによれば、国内の2009年度の電子書籍端末の市場規模は推計9000万円にとどまり、「まだ市場は本格的には立ち上がっていない」としている。
その一方、ソニーが米国で販売している電子書籍端末を2010年内に国内で投入すると発表するほか、その他のメーカーやベンダーの市場参入も含めて、2010年度には販売台数が110万台、金額は237億円に急拡大すると予測している。
また、2015年度には鮮明なカラー電子ペーパーの実用化が進み、これを搭載する電子書籍端末への、既存ユーザーの買い替えに加えて、新規ユーザーの増加もあり、販売台数は230万台、金額は495億円に達するとみている。
なお、調査対象となっている電子書籍端末は、日本語の電子書籍を閲覧することを主目的とした端末を指しており、iPadやKindleは含まれていない。
株式会社シード・プランニングでは、今回の調査結果の詳細をまとめたレポート「電子書籍端末と関連市場の動向」を販売している。価格は9万9750円。
電子書籍端末の国内市場規模予測(金額) |
電子書籍端末の国内市場規模予測(台数) |
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(増田 覚)
2010/7/8 13:12
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