クラウド連携で軽量化した「KINGSOFT InternetSecurity 2011」、無料版も
キングソフト株式会社は8日、セキュリティソフト「KINGSOFT InternetSecurity 2011」ダウンロード版を発売した。ライセンス有効期限が1年間で980円、無期限で1980円。利用時に広告が表示される無料版も用意しており、同社のウェブサイトからダウンロードできる。対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000。
最新のウイルスを検知できるという「クラウドウイルススキャン」機能を搭載したことが特徴。同機能では、最新のウイルス情報を収録するクラウド上のデータベースに対して、PCからリアルタイムにアクセスする。これにより、ウイルス定義ファイルに登録されていない未知のファイルを解析・検知することが可能だとしている。
キングソフトでは、クラウドウイルススキャンを搭載したことで、すべての定義ファイルをPCにインストールする必要がなくなるとともに、定義ファイルのアップデート回数も減少すると指摘。その結果、インストーラーの容量が32MBと、従来比で60%軽量化したほか、PCへの負担も軽減したという。
「クラウドウイルススキャン」のイメージ図 |
さらに、ゲームや映画などをフルスクリーンで表示している際に、アップデートなどの更新通知を非表示にする「サイレントモード」、ロックされたファイルやエラーで削除できないファイルを削除する「ファイルクラッシャー」、ファイルを復元できないように削除する機能などを追加した。
また、多くのユーザーが使用するソフトウェアをスキャン対象から外すとともに、スキャンエンジンを刷新したことにより、スキャン時のCPU使用率は20%、メモリー使用量は40%減少したという。このほか、初回スキャン時の結果をもとに、安全と判断されたファイルのスキャンを省略することで、スキャン時間を大幅に短縮できるようにした。
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(増田 覚)
2010/7/8 18:13
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