Google、「ストリートビュー」撮影車の無線LAN装置を取り外して撮影再開
Googleは9日、無線LANの通信内容を意図せず収集していたとして運用を停止していた「ストリートビュー」の撮影車を、一部の国で運用を再開すると発表した。
Googleは、「ストリートビュー」の撮影車において、位置情報特定のために無線LANのSSIDやMACアドレスを収集していたが、5月にドイツの監査当局からの求めに応じて内容を精査したところ、通信内容の一部も意図せず収集していたことが判明したとして、謝罪するとともに撮影車の運用を停止していた。
Googleでは、無線LANのデータを収集する装置や関連ソフトを撮影車から取り外し、アイルランド、ノルウェー、南アフリカ、スウェーデンで撮影を再開することを発表した。今後、撮影車では無線LANの情報を集めることはせず、写真撮影とレーザーによる建物の三次元データの収集のみを行うとしている。
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(三柳 英樹)
2010/7/12 15:48
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