OpenOffice.orgのコミュニティメンバー、新組織「Document Foundation」設立


 オープンソースのオフィスソフト「OpenOffice.org」のコミュニティメンバーは28日、独立組織「Document Foundation」を設立すると発表した。

 OpenOffice.orgのプロジェクトは、2000年に米Sun Microsystemsにより発足し、2010年にOracleがSunを買収したことでOracleの資産となった。

 コミュニティメンバーは、Sunの支援により10年間成長してきたプロジェクトを、設立趣旨に書かれている独立性を守るため、新たな独立組織としてDocument Foundationを設立すると説明。設立に対しては、GoogleやNovell、Red Hatなど多数の企業や団体が賛同を表明している。

 Document Foundationでは、Oracleにも参加とブランドの寄付を呼びかけているが、その決定までの間は「LibreOffice」という名称を用いるとしている。Document Foundationのサイトでは、既にLibreOfficeのベータ版を公開しており、Windows版、Linux版、Mac OS X版およびソースコードの配布が行われている。


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(三柳 英樹)

2010/9/29 20:13