米Amazon、短編電子書籍「Kindle Singles」を発表


 米Amazon.comは12日、電子書籍端末「Kindle」向けのコンテンツとして、短編の電子書籍「Kindle Singles」を発表した。

 「Kindle Singles」は、通常の書籍よりも短編のコンテンツとなり、一冊あたりの分量としては、雑誌「New Yorker」の特集記事の2倍程度か、一般的な書籍の数章に相当するという。Kindle向けのコンテンツストア「Kindle Store」に、「Kindle Singles」専用のコーナーが設置され、一般的な書籍よりも低価格で販売される。通常のKindle向け書籍と同様に、Kindleの専用端末のほか、PC、iPhone、Androidなどで閲覧できる。

 Amazonでは、作家にはこれまで1万語以下の雑誌向けの記事か、5万語以上の書籍向けの作品が求められてきたが、多くの場合には1万語~3万語、ページ数にして約30~90ページが適切な分量だと説明。こうしたコンテンツを扱うラインナップとして「Kindle Singles」を設けたとして、作家や科学者、ビジネスリーダー、出版社などにコンテンツの提供を呼びかけている。


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(三柳 英樹)

2010/10/14 14:52