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1月に「MSN Japan」を白くリニューアル、Twitterやmixiの更新情報も表示


MSNの新しいロゴを紹介するマイクロソフトのショーン・チュウ氏(コンシューマー&オンライン事業部MSNエグゼクティブ・プロデューサー)

 マイクロソフト株式会社は13日、ポータルサイト「MSN Japan」を2011年1月17日に大幅リニューアルすると発表した。デザインを白ベースにするとともにロゴも変更。トップぺージにはTwitterやmixiなどの更新情報を表示するモジュールも表示し、MSN Japanの「ソーシャル化」を図るという。

 今回のリニューアルでは、MSN Japanの4大サービスだという「ホームページ」「トピックス」「MSN産経ニュース」「ゲーム」を同時にリニューアルする予定。まずホームページ(トップページ)については、Twitter、mixi、Facebook、Hotmailからの更新情報を表示するモジュールを右カラムに設ける。これら4つのサービスはタブで切り替えられ、それぞれリアルタイムに最新情報が表示される。

 トピックスについては、ブログ系ニュースを強化する。ブログ形式で話題の情報を提供する「男ブログ」「女ブログ」を開始。マイクロソフトによると、今回のリニューアルでは「オープン化」もポイントの1つだとしており、MSN Japanの編集スタッフ側で集めたトピックスとあわせて、検索エンジン「Bing」で集めたウェブ上の情報も検索結果として同時に見られるようにするという。

 デザイン/レイアウト面では、わかりやすく見つけやすいユーザーインターフェイス(UI)に注力した。全体の背景を白にするとともに、MSN Japanの各サービスへのリンクを、左カラムに縦に配列するナビゲーションに3年ぶりに戻した。また、小さな画面でも読みやすいようフォントにメイリオを採用。行間にも配慮した。


リニューアルする4つの主要サービス リニューアル後のトップページ

 MSN産経ニュースでも、やはり背景を白くするとともに、トップページの2カラム化など、見やすいUIにする。また、構想3年、産経新聞社の東京・大阪の写真報道局が総力を挙げて取り組むという新しい写真ニュースコーナー「産経フォト」を開始する。同社写真報道局のほか、通信社からの報道写真をサイトいっぱいに表示し、クリックして拡大表示も可能。上下左右360度のパノラマ写真も掲載する。さらに一般からの投稿を受け付けるコーナーを設けるほか、女性カメラマンによる「カメラ女子」、産経新聞社の報道カメラマンによる「デジカメレビュー」などのコンテンツもある。

 また、ゲームについては、「ハンゲーム」を展開するNHN Japan株式会社との提携を発表。リニューアルにあわせ、共同で「MSNゲーム」を開設する。ハンゲームで提供しているゲームをMSN Japan利用者向けにも提供し、初期タイトルとしては130タイトルを予定。Windows Live IDのシングルサインオンに対応するほか、ソーシャル機能として、ハンゲームのアバターがWindows Live Messengerのアイコンになるといった連携も実施する。

産経フォト ハンゲームとWindows Live Messengerの連携
産経新聞社写真報道局・部次長の後藤徹二氏 NHN Japan代表取締役社長の森川亮氏

「毎日使ってもらうポータルサイト」になるためにSNSと連携

 ロゴを含めたMSNのリニューアルは、すでに米国では実施済み。また、日本でも9月から、無作為抽出した2%のユーザーにベータ版として提供しており、Twitterの表示機能など反応も上々だという。米国版とは異なり、MSN Japanではmixiを追加したほか、トップページの構成など日本独自のデザインになっているという。

 MSN Japanは1996年にスタートし、2011年4月で15周年を迎える。当初はHotmailやMessengerというコミュニケーション系ツールを主力サービスとして展開。その後、2006年から2007年にかけてMSN産経ニュースやMSNトピックスなどの編集系コンテンツを強化した。さらに今後はソーシャル化・オープン化が外せないとの認識から、2年間の構想の末、大幅リニューアルすることにした。なお、MSN Japanはこれまでもリニューアルを行ったことはあったが、ロゴマークを変更したのは今回が初めてだという。

 マイクロソフトのショーン・チュウ氏(コンシューマー&オンライン事業部MSNエグゼクティブ・プロデューサー)は、「ユーザーに毎日使ってもらうポータルサイトが最終目標」と語る。「毎日使ってもらうポータルサイト」とは、MSN Japanで2年ほど前から掲げてきたキャッチフレーズだが、ユーザーが毎日使うサービスとして、ポールサイトやメールに加えて、Twitterやmixiなどのソーシャルサービスの重要性が高まってきたことが今回のリニューアルの背景にあるという。

米Microsoftのジェフ・サットン氏(MSN Media Internationalジェネラルマネージャー) マイクロソフトの原邦雄氏(業務執行役員/コンシューマー&オンライン事業部マイクロソフトアドバタイジング統括本部長)

 また、米Microsoftのジェフ・サットン氏(MSN Media Internationalジェネラルマネージャー)は、MSNのリニューアルはワールドワイドで力を入れているが、「特に日本市場は重要」と強調。ソーシャルな部分が重要になってきている状況の中でのリニューアルであり、MSN Japanの今回の発表は「MSNにとって大きな一歩と考えている」と語った。

 マイクロソフトの原邦雄氏(業務執行役員/コンシューマー&オンライン事業部マイクロソフトアドバタイジング統括本部長)によると、ページレイアウトの変更により、従来はページ左側に集中していたユーザーの視線が右側にも分散し、注視する時間が倍になったとのデータも出ているという。ページの視認性が高まったことで、ベータ版テストでは、右カラム上部に表示する広告枠「Window」のクリックスルーレートが約10%向上したとしている。また、Windows Live IDでログインしてもらうことで、ユーザーにとってより付加価値の高い広告を表示していくとして、ターゲティング広告の強化も掲げた。

MSN Japanリニューアルによる広告主のメリット リニューアル前後のデザインでの視線の違い




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(永沢 茂)

2010/12/13 20:16