テレビ向けVODの利用は14.3%、「ネットと接続が面倒」など~MMD研究所調べ


 MMD研究所は12日、テレビ向けのビデオオンデマンド(VOD)サービスなどに関する実態調査の結果を発表した。

 調査は、2010年12月17日から22日まで、全国の10代から60代までの男女を対象に、ウェブ(モバイル含む)で実施。1824人からの有効回答を得た。

 これによると、テレビ向けVODサービスの利用経験者は14.3%にとどまった。利用していない理由としては、「現在のTVがサービスに対応していないから」(25.2%)、「TVとインターネットを繋ぐのが面倒くさいから」(24.6%)、「申込までの作業が面倒だから」(24.2%)、「そういうサービスがあること自体知らなかったから」(23.4%)が上位になった。

 一方、利用の満足度についての設問では「普通」が43.2%を占めた。使いづらい理由として、見たい作品の検索に時間がかかったり、メニューがわかりにくいことなどが多く挙げられたという。操作性の改善が必要だとしている。 

 テレビ向けVODは、対応テレビをインターネットに接続することで、リモコン操作で映画やドラマを視聴できるサービス。ひかりTV、アクトビラ、TSUTAYA TV、T's TVなどがある。


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(永沢 茂)

2011/1/12 17:59