「ファミコンソフト2000本まとめて」オークションで海賊版販売の男性逮捕


 岡山県警生活環境課と新見署は12日、ネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製したファミコン用ゲームソフトを販売していた栃木県宇都宮市の無職男性(33歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。同日、岡山地検に送致した。

 男性は2009年9月17日から2010年9月3日までの間、2回にわたり、任天堂が著作権を有するゲームソフト「マイクタイソン・パンチアウト!!」ほか12点などを権利者に無断でCD-R2枚に複製し、新見市の男性ほか1人に対して販売していた。

 男性は携帯電話向けのオークションサイトを利用し、「ファミコンソフト2000本まとめて」と説明した上で、ゲームデータを複製したCD-Rを販売。CD-Rには、ファミコンソフトのべ1135タイトルのデータを格納し、6万~7万4800円で販売していた。

 商品の購入者が2010年9月上旬、「ファミコンカセットを落札したのにCDが送られてきた」と新見署に相談し、相談を受けた署員がコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)を通じて任天堂へ連絡した。

 警察の調べによると、男性は「金がないから売っていた」と容疑を認めているという。


関連情報

(増田 覚)

2011/1/14 13:24