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Firefox 4のアドオン対応状況、83%のアドオンは対応済み


 Mozillaが23日に公開したウェブブラウザー「Firefox 4」では、HTML5やCSS3などの標準規格への対応強化や、新たなJavaScriptエンジンやGPUを利用したレンダリングなどによる高速化などが行われている。

 一方で、Firefoxの拡張機能やテーマなどの「アドオン」については、ブラウザーのバージョンアップに伴って利用できなくなる場合がある。Firefox 4をインストールすると、前バージョンのFirefoxは上書きされ、Firefox 4に非対応のアドオンは無効化される。

Firefox 4に非対応のアドオンはインストール時に無効化される

 元のバージョンに戻したい場合には、Firefox 4をアンインストールして前バージョンを再インストールすれば以前の環境に戻すことができるが、アドオンを活用しているユーザーは、事前にアドオンの対応状況を確認しておこう。

 Mozillaのアドオンサイトでは、各アドオンのページに対応するFirefoxのバージョンが記載されており、Firefox 4で利用できるかを確認できる。また、既にFirefox 4をインストールしている場合には、アドオンサイトにアクセスするとFirefox 4に対応しているアドオンには「インストール」ボタン、非対応のアドオンには「このアドオンは古いバージョンのFirefox用です」といった表示がされるため、アドオンの対応状況が判別できる。

 アドオンサイトの週間ダウンロード数による上位50位までの拡張機能の中では、3月24日時点で39個の拡張機能が既にFirefox 4に対応済みとなっており、非対応の拡張機能は「CE Downloader」「SQL Optimizer」など11個となっている。また、MozillaではFirefox 4の公開にあたって「Add-on Compatibility Center(アドオン互換性センター)」を公開しており、アドオン利用者の95%に利用されている808個のアドオンのうち、既に83%のアドオンがFirefox 4に対応済みとなっている。

Mozilla Japanのアドオンサイト。各アドオンの対応状況が確認できる アドオン互換性センター。既に83%のアドオンがFirefox 4に対応済み

 Firefox 4では、Windows版では標準でメニューバーが非表示になるなど、ユーザーインターフェイスに大きな変更があったため、ユーザーインターフェイス関連のアドオンは影響を受ける可能性が高い。また、Firefoxでは今後、コンテンツのプロセス分離実装に向けたAPIの変更があり、これもアドオンによっては影響を受ける可能性がある。

 Mozillaでは、アドオン開発者向けにFirefox 4に対応した開発資料をまとめたページを公開しており、開発者向けの新たなSDKとして「Jetpack」を提供している。Jetpackでは、主な機能やユーザーインターフェイスへのアクセスをAPIとして提供することで、JavaScriptによる開発が可能となり、Firefoxのバージョンアップにより動作しなくなる問題の解決にもつながるとして、Jetpackの利用を呼びかけている。

アドオン開発者に向けたFirefox 4対応の資料ページ 新たなSDK「Jetpack」の利用を呼びかけている

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(三柳 英樹)

2011/3/24 16:06