災害情報はPDFだけでなくHTMLでも公開を、地方公共団体に通達


 財団法人地方自治情報センター(LASDEC)は、地方公共団体がサイト上に公開する重要情報のファイル形式について、PDFファイルだけでなく、サーバーや回線リソースを圧迫しないHTMLファイルもあわせて公開するよう呼びかけている。18日、情報の取得が困難な状況にある被災地域の地方公共団体に向けてメールで通達した。

 政府や地方公共団体が提供する震災関連の重要情報の多くは、PDFファイルやExcelファイルでサイト上にアップロードされている。しかし、これらのファイル形式は容量が大きいためサーバーや回線リソースを圧迫し、被災地域では重要情報が閲覧できないケースが頻出しているという。

 こうしたことからLASCECは、重要情報はPDFファイルに加えて、容量の小さいHTMLファイルも公開するように通達。紙の資料をスキャンしたファイルについても、誰でも見られて再利用が容易なJPEGファイルに、表形式のファイルについても容量が大きくなるExcelファイルではなく、どのソフトでも開き、かつ再利用が容易なCSVファイルとするよう呼びかけている。


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(増田 覚)

2011/3/30 14:01