シトリックス、リモートデスクトップやWeb会議などを1年間無償提供


 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は29日、東日本大震災で被災したり、業務に影響を受けたりしている企業などを支援するため、オンライン会議やリモートデスクトップなど、3つのクラウドサービスを1年間無償提供すると発表した。4月30日までに登録したユーザーは、法人・個人を問わず無償で提供を受けられる。

 今回、1年間無償提供されるのは、リモートデスクトップサービス「GoToMyPC」、Web会議サービス「GoToMeeting」、オンラインサポート用サービス「GoToAssist Express」の3つ。これらはいずれも、国内で正式サービスとして提供されておらず、英語版での提供となるが、日本語OS環境からも利用可能という。

 このうちGoToMyPCは、会社などあるWindows PCやMacを、自宅などの遠隔地にあるWindows PC、Mac、iPadから操作できるサービス。利用にあたっては、会社PCなど接続を受ける側にあらかじめソフトウェアをインストールしておく必要があるが、自宅PCなどの接続する側にはソフトウェアは特に必要なく、ファイルの閲覧、アプリケーション操作などを自由に行える(iPadのみ専用アプリケーションが必要)。

 2つ目のGoToMeetingは、プレゼンテーション資料などをPC、Mac、iPad上で共有し、最大15名まで、同時にオンライン会議を行える。

 最後のGoToAssist Expressは、遠隔地にあるPC、Macにアクセスし、リモート診断や障害対応、サポートを実行できるサービスだ。

 なおシトリックスでは、こちらのページにて、ビデオで設定方法や利用法を解説している。


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(石井 一志)

2011/3/30 15:53