米LinkedIn、ソーシャルプラットフォームを正式公開

「Share」「Recommend」ボタンも簡単貼り付け可能に


LinkedIn Developer Website

 米LinkedInは6日、同社のソーシャルプラットフォームを外部から利用するためのAPIを含む開発者向けサービスを正式公開した。

 同社のソーシャルプラットフォームは昨年10月以来、一部開発者に向けてテスト公開されていた。今回正式に公開されたのは、これまでテストされてきたJavaScript API、OAuth 2.0のサポートなど、同社のソーシャルウェブを利用するための一連のAPI群だ。

 しかし今回公開された中で注目を引くのは、同社が「プラグイン」と呼ぶものだ。これはFacebookに見られるように、生成された簡単なHTMLコードをウェブサイトに貼り付けるだけで、LinkedInの情報を自分のブログやウェブサイトで提供したり、情報をLinkedInの他のメンバーと共有できるようにするためのものだ。

 今回公開されたプラグインには、LinkedInのアイデンティティを利用して認証を行うための「Sign In with LinkedIn」、自分のウェブサイトをLinkedInのソーシャルネットワークに広めることができる「Share」ボタン、サイトにうまく埋め込むことができる簡単なプロフィールまたは詳細なプロフィール、企業情報の簡単なプロフィールまたは詳細なプロフィール、特定の商品などをLinkedInのソーシャルネットワークにお薦めできる「Recommend」ボタンである。

 同社はプロフェッショナル向けのソーシャルネットワークとして堅実な人気を維持し続けている。Facebookが成功したのと同じ戦略により、LinkedInもまた、ウェブにおけるソーシャルネットワークのプレゼンスを高める可能性がある。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/4/7 11:55