PC動画配信サイトの9月度推定訪問者数は2922万人、「Hulu」は16万人


 日本におけるインターネット利用動向調査を手がける株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は17日、PCでの動画配信サイトの利用状況についての調査結果を発表した。

 YouTubeやニコニコ動画をはじめ、Ustream、Hulu、無料動画GyaO、第2日本テレビ、NHKオンデマンド、東映特撮BBなど、動画共有・投稿サイトやテレビ局などが展開する動画配信サイトなど計54サイトを集計対象としたもの。なお、動画コンテンツ自体の接触だけなく、動画が置かれているウェブサイト/サービスの接触状況も含めた数値だとしている。

 集計対象サイト全体の9月における推定訪問者数は2922万人で、前年同期比で115%に拡大した。なお、8月には3056万人を記録していた。

動画配信サイトの月間推定訪問者数の推移(VRIの発表資料より)

 9月における動画サイトの推定総滞在時間は6030万時間だった。訪問者1人当たりの月間平均滞在時間は2時間3分49秒となり、前年同期比で113%。ユーザー数、消費時間量ともに増加傾向にあるとしている。

 属性別では、男女とも13~19歳のティーン層、中学生・高校生で特に活発な傾向を示しているほか、男性20~34歳、大学生でも滞在時間の長さもうかがえるという。

 9月に日本進出した動画配信サービス「Hulu」の同月における推定訪問者数は16万人だった。


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(永沢 茂)

2011/10/17 12:08