タブレット端末「また買いたい」85.4%、一番の不満は重量~MM総研調査


タブレット端末で今後改善すべき点についての調査結果(複数回答)

 株式会社MM総研は19日、タブレット端末の利用動向に関するインターネット調査の結果を発表した。個人としてタブレット端末を利用する15歳以上の男女500名が回答。「タブレット端末を再度購入したいか」の設問に対して、85.4%が「購入したい」あるいは「購入を検討したい」と答えた。

 今回の調査は10月7日から11日にかけて実施された。全回答者500人のうち、約90%にあたる444人がiPadを利用していた。

 タブレット端末の利用場所を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「自宅のリビング」が71.8%。続いて「自室・書斎」が50.2%、「寝る前(ベッドや布団の中)」が42.0%の順だった。MM総研では「屋外より屋内で利用されていることが明らかとなった」としている。

 タブレット端末で利用している機能・サービスに関する設問(複数回答)は、「インターネット検索・閲覧」が80.8%、「Eメール」が55.6%、「動画・映像の視聴(YouTube・Ustream・ニコニコ動画など)」が51.6%と上位を占めた。これは、PCやスマートフォンでよく使われている機能と同じだという。4位は「ゲーム」で48.6%だった。

 また、タブレット端末で有料コンテンツを購入したことがあるユーザーは44.0%で、ゲーム、音楽、小説などの書籍を買ったという声があった。一方、タブレット端末でEC(電子商取引)を経験したことがあると答えた回答者も44.0%だった。

 タブレット端末の満足度については、全14項目を「大変満足」から「大変不満」までの5段階で評価してもらった。このうち「大変満足」「満足」の合計値が最も多かったのは「画面の大きさ」で76.6%。逆に満足度が最も低かったのは「重さ」で34.2%だった。

 タブレット端末で今後改善して欲しい点を複数回答で聞いたところ、最も多くの人が選んだのは「重量が軽くなること」で60.6%。以下、「バッテリー容量の増加」が45.0%、「壊れにくさ・頑丈さ」が38.2%で続いた。

 MM総研では、「今後改善すべき点で、『バッテリー容量の増加』を凌いで『重量が軽くなること』がトップに挙げられており、依然として軽量化が望まれていることが明らかとなった」とまとめている。


関連情報


(森田 秀一)

2011/10/21 18:29