米Barnes & Nobleが「NOOK Tablet」発表、249ドルでAmazon、Appleと対決


 米大手書店のBarnes & Nobleは7日、同社としては2番目のタブレット端末となる「NOOK Tablet」を249ドルで発売すると発表した。米国内のみの販売となり、「www.nook.com」またはBarnes & Nobleの店舗で同日より予約受付を開始、11月17日より出荷する。

NOOK Tablet

 7インチタッチスクリーンIPS液晶、1GHzデュアルコアプロセッサー、1GBのRAM、16GB内蔵ストレージ、SDカードスロット、Wi-Fiを本体に搭載するのに加え、NetflixやHulu Plus、Pandoraなど、映画、テレビ、ラジオサービスアプリを内蔵しており、HD動画をスムースに再生可能。本体サイズは206×127×12mm、重量は約400g(14.1オンス)。電池持続時間は、書籍・雑誌の閲覧で11.5時間、動画再生は9時間としている。

 また、雑誌を購読できる「NOOK Newsstand」や漫画を購入できる「NOOK Comics」、児童書を集めた「NOOK Kids」、FacebookやTwitterと連動したソーシャル機能、NOOKクラウドと連動して、ノート、しおり、ライブラリーを同期できる機能なども搭載している。

 なお、発売済みの同社初のタブレット端末「NOOK Color」は199ドルに、E-Inkディスプレイ搭載の電子書籍リーダー「NOOK Simple Touch」は99ドルにそれぞれ値下げした。

 すでにAppleは「iPad」を販売、Amazonもタブレット端末「Kindle Fire」を発表しており、ホリデーシーズンに向けてAppleと両書店が同種のエンターテインメントタブレット端末の市場において、米国内でし烈な競争を展開することになる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/11/8 12:30