Ust配信などに最適、ローランドが「世界最小」のUSB出力付きAVミキサー


 ローランド株式会社は、インターネットライブ配信などでの利用を想定した小型AVミキサー「VR-3」を12月15日に発売すると発表した。価格は16万8000円。本体サイズが303×202.7×80.3mm(幅×奥行き×高さ)、重さが2.0kgで、ローランドによれば世界最小のUSB出力付きAVミキサーだという。

VR-3利用イメージ

 入力は、映像が計4系統(うち1系統はPCのRGB端子)、音声が計7系統10チャンネルで、ビデオカメラやマイクなどを接続してミックスできる。出力は、コンポジット映像などに加え、USBポートもあり、ウェブカメラのようにPCに接続してインターネットライブ放送などに配信できる。USB出力は解像度720×480ピクセル、フレームレート29.97fpsのMotion JPEG。

 Ustreamやニコニコ生放送、Stickamなどのライブ配信サービスのほか、Skypeなどと組み合わせればテレビ会議システムとしても使えるという。このほか、USBビデオクラス/USBオーディオクラスに対応するソフトでも接続可能。

接続イメージ

 4分割表示のタッチモニターを搭載しており、ビデオミキサー部では映像切り替え、ピクチャー・イン・ピクチャー、人物や文字の合成などの効果が可能。オーディオミキサー部は、イコライザー、ノイズゲート、リバーブなどのエフェクター機能も備える。

 電源は、ACアダプターが付属するほか、外部9Vバッテリーに対応。サンヨーの「eneloop music booster」使用時で約2時間の使用が可能で、屋外でのイベント中継などに活用できるとしている。

 ローランドでは、ビデオミキサーや映像モニター、オーディオミキサー、コンバーターなどライブ配信に必要な機能を備えたAVミキサー「VR-5」をすでに発売している。VR-3は、これらの機能を受け継ぎつつ、さらにモバイル性能を高めたモデルという位置付け。


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(永沢 茂)

2011/11/15 16:51