CerevoのUst配信機「LiveShell」とローランドのAVミキサー「VR-5」を連携
株式会社Cerevoは、同社が開発・販売しているUstream専用中継デバイス「LiveShell」と、ローランド株式会社のAVミキサー「VR-5」および「VR-3」を連携させる機能を開発した。千葉県の幕張メッセで11月16日から18日まで開催される映像・音響機器・サービスの展示会「InterBEE 2011」において、ローランドのブース内でデモ展示を行う。
LiveShellは、接続したビデオカメラの映像をPC不要で簡単にUstreamで配信できる機器。Cerevoが15日より出荷している。一方のVR-5/VR-3は、複数のビデオカメラやマイクを接続して、映像や音声をミックスするための機器。特にVR-3については、Ustreamなどのインターネットライブ配信での利用を想定した小型モデルとして、15日に発表されたばかり。12月15日に発売予定だ。
Cerevoの「LiveShell」 | ローランドの「VR-3」 |
今回Cerevoでは、専用ケーブルを用いてLiveShellの拡張ポートとVR-5/VR-3を接続した。LiveShellでの配信開始・停止、画質設定などの各種操作は、ウェブ上で提供される「Dashboard」を通じてインターネット経由で行う方式となっているが、VR-5/VR-3についても同様にDashboardからコントロールできるようになる。AVミキサーに触ることなく、離れた場所のPCやスマートフォンのブラウザー上から、カメラ映像をトランシジョンさせながら切り替えたり、音量を調整できるという。もちろん、ミックスした映像・音声をLiveShell経由でUstream配信可能だ。
なお、InterBEE 2011ではまだ参考出品という位置付け。Cerevoでは、デモ展示での反響しだいで製品化を検討するとしている。
システム全体イメージ図 | 「Dashboard」上のVR-5/VR-3コントロール画面 |
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(永沢 茂)
2011/11/16 18:50
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