テレビに付けるだけでSkype HDビデオ通話できる機器、米Tely Labsが発売
米Tely Labsは5日、リビングルームなどにあるテレビの大画面でSkype HDビデオ通話が可能になる機器「telyHD」を発売した。同社はSkypeと提携している。
「telyHD」前面 |
「telyHD」背面 |
telyHDは、HDMIケーブルでテレビと接続し、家庭内のWi-Fiネットワークに接続することで、誰でも簡単にSkypeによるHD画質ビデオ通話が可能になるというものだ。1月5日から米Amazon.com、Tely.com、Skype.comで249ドルで販売される。
Skype以外の月額費用を必要とせず、コンピューターも必要ない。同社では「10分以内にセットアップが完了する」とシンプルさを強調している。
Skypeはプリインストールされており、ユーザーはSkypeアカウントでログインし、そのままコンタクト相手とビデオ通話が行える。通話相手もtelyHDの場合には、ビデオ通話だけでなく、ビデオ通話中に写真共有やビデオメール送受信機能も利用できる。
telyHDの形状はMicrosoftのKinectに似ており、薄型テレビの上に取り付けることになる。720pのHD画質カメラと、ノイズキャンセル機能付きマイクロフォン4機、スピーカーを内蔵している。
OSはAndroidを採用しており、NVIDIAのTegra 2 Dual-Core ARM A9プロセッサー、512MBのRAM、2GBのメモリストレージを内蔵する。毎秒25フレームで720p画質を表示する能力を持つが、ユーザーはこうしたスペックを気にする必要はなく、ボタンを押し通話を開始するシンプルさが特徴となっている。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2012/1/6 12:52
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