グーグル「ストリートビュー」地底へ、山口・秋芳洞と島根・石見銀山を公開


 グーグル株式会社は9日、洞窟の「ストリートビュー」を公開したと発表した。国内屈指の鍾乳洞「秋芳洞」(山口県美祢市)と、世界遺産にも指定されている石見銀山で最大級の坑道跡「大久保間歩」(島根県大田市)の内部を、順路に沿って行き来したり、途中で立ち止まって周囲を360度見渡すことができる。

秋芳洞(Google Japan公式Google+ページより画像転載)

大久保間歩(Google Japan公式Google+ページより画像転載)

 グーグルでは、ストリートビューの技術を活用し、公道だけでなく、屋内外を問わずさまざまな施設・場所を撮影しているが、今回は洞窟ということで、長時間露光で撮影したという。「片方は自然が、もう一方は人間が創りだした洞窟を見比べてみてください。暗闇の中に浮かび上がる、奇岩、奇景、地下水脈。そんな地底の世界をご堪能ください」とコメントしている。

 これら地底のストリートビューは、「ストリートビュー ギャラリー」の「屋内」カテゴリーに掲載されている。

 グーグルは先週、京都・嵯峨野観光鉄道の線路上から見える風景を、初の“鉄道版ストリートビュー”として公開している。


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(永沢 茂)

2012/2/10 14:20