「全国タクシー配車」アプリがエリア拡大、22都道府県・30社の1万1273台が対応


 日本交通株式会社は、スマートフォン向けアプリ「全国タクシー配車」で対応する提携タクシー会社として、新規6県を含む7県・7グループを発表した。利用可能なタクシーは、全国22都道府県・30グループの1万1273台に増加する。

 「全国タクシー配車」は、スマートフォンのGPS機能を活用し、利用者の現在地までタクシーを簡単に呼んだり、日時指定で配車を予約できるアプリだ。対応するタクシー会社が近くにない場合は、タクシー電話帳機能により最寄りのタクシー会社の電話番号を表示する。地図上で乗車地・降車地を指定し、概算料金を検索できる機能もある。iOS 4.0以上のiPhone/iPod touch/iPad、Android 2.2以上、Windows Phone 7.5以上に対応している。

 すでに北海道札幌市、埼玉県さいたま市/朝霞市/川越市/所沢市/富士見市、東京都23区/武蔵野市/三鷹市/多摩地区、神奈川県横浜市/川崎市、新潟県新潟市/三条市/見附市、石川県金沢市、愛知県名古屋市/一宮市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市/明石市/姫路市、福岡県福岡市/大野城市/春日市/古賀市、熊本県熊本市でサービスを提供中。さらに4月には、福島県会津若松市、静岡県静岡市/藤枝市、京都府京都市/京都府南部、岡山県岡山市、長崎県佐世保市でもサービスを開始することを発表済み。この時点で、提携タクシー会社は16都道府県・23グループ、タクシーは合計1万75台だった。

 これに加えて今回、新規提携タクシー会社により、宮城県仙台市、千葉県千葉市/成田市、山梨県甲府市、長野県長野市/松本市/諏訪周辺地域、富山県富山市、山口県下関市/宇部市、福岡県北九州市にも拡大する。サービス開始時期は4~5月の予定だ。

 日本交通は同日、「全国タクシー配車」アプリおよび「日本交通タクシー配車」アプリのダウンロード数がシリーズ累計で35万件に達し、アプリ経由の売上が3億円を突破したことも発表した。「日本交通タクシー配車」は、タクシーの配車依頼をアプリのみで完結できる日本初のサービスとして2011年1月18日に提供を開始していたもの。その後、日本マイクロソフト株式会社との協業により2011年12月13日に「全国タクシー配車」の提供を開始した。

 日本交通では今後も順次、配車エリアの拡大や機能の追加を行っていくという。


「全国タクシー配車」アプリの対応エリア、提携タクシー会社、タクシー台数一覧




関連情報


(永沢 茂)

2012/3/27 14:19