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米Yahoo!、「Do Not Track」を「夏までに全世界で実装」と発表

Mozilla、Google、Microsoftに続く


 米Yahoo!は29日、インターネット広告のユーザー追跡を止められる機能「Do Not Track」への対応を行うと発表した。同社の全世界のサイトで夏までに実装が完了する見込みだ。

米国民のプライバシー保護を求める声を受けて、昨年末にホワイトハウスと米連邦取引委員会がインターネット業界にDo NotTrackの実装を促したことから、現在業界全体でプライバシー保護についての議論や実装が行われ始めている。

 Mozilla Firefoxでは、プライバシー設定画面からDo Not Trackを設定できるほか、Internet
Explorer(IE)でも対応サイトでは「追跡保護リストへの追加」ダイアログが表示されるなど対応が進んでいる。GoogleChromeでは、拡張機能「Keep My Opt-Outs」によってDo Not Trackの一部機能に対応したとしている。

 Do Not Trackはユーザー追跡を止めるための複数の方法が関係しており、現時点ではブラウザーやサイトで対応が異なっている場合がある。そのためMicrosoftではIE、Firefox、Google Chrome、Safariの対応状況を比較できるページを設けているほか、MozillaもDo Not Trackの解説ページで自分の利用しているブラウザーの対応を判別できるようにしている。

 現在、Do Not Trackは、国際標準化団体のW3Cで標準化作業が進められている。

 それだけに今回、世界最大級のインターネット企業であるYahoo!が、米国だけでなく、欧州を含めた全世界のサイトでDo NotTrackを実装する決定をしたことには大きな意味があると言える。

【記事更新 13:30】
 Do Not Trackに関する記述を一部加筆・修正しました。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/3/30 11:36