「Instagram」の偽Androidアプリが出回る、正体不明の男性写真も混入


 米Facebookが約10億ドルでの買収を発表し、知名度を上げた人気の写真アプリ「Instagram(インスタグラム)」を装う偽のAndroidアプリが出回っている。英Sophosが18日、同社の公式ブログで注意喚起した。

 この偽アプリはロシアのサイトで配布されているもの。Sophosによれば、本物のアプリのようには動作しないものの、偽アプリの作者がお金を稼ぐ目的でSMSメッセージをバックグラウンドで送信しようとするという。

偽アプリを配布するロシアのサイト
偽アプリのスクリーンショット
APKファイルに含まれている男性の写真

 さらに、APKファイルには、ある男性の写真が複数枚含まれているという。その理由についてSophosは、簡易なウイルス対策ソフトで検知されないように、APKファイルのフィンガープリントを変更しようとしているためだと見ている。

 なお、写真の男性の正体は不明だ。Sophosでも「マルウェア作者か家族の友人か有名人か、あるいはマルウェア作者が文句を言いたい相手なのか」と困惑しており、誰かわかる人がいればブログにコメントを残してほしいとしている。


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(増田 覚)

2012/4/19 13:27