ケンコーコムが楽天と資本業務提携、楽天が15億円を出資し筆頭株主に
ケンコーコム株式会社は17日、楽天株式会社との資本業務提携について合意し、楽天を割当先とする第三者割当増資を実施すると発表した。
楽天はケンコーコムに総額約15億円を出資し、ケンコーコムの株式40.75%を保有する筆頭株主となる。また、2011年3月には、楽天子会社のRSエンパワメント株式会社がケンコーコムの株式を取得しており、合計すると楽天グループがケンコーコムの51.75%の株式を保有することになる。
ケンコーコムでは、健康関連のEコマース業界における競争力向上のためには財務基盤の強化が必要であると認識し、楽天に対する第三者割当増資を実施すると説明。楽天の知名度や集客力と、ケンコーコムの物流システムおよび顧客サービスのノウハウを活用することで、両者の強みを活かした新たなEコマース事業を展開できると判断したとしている。
ケンコーコムでは増資によって調達した資金を、物流拠点の拡充に6億7000万円、システムの整備・更改に5億5000万円、海外事業における投資などに2億8000万円を充当する予定としている。
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(三柳 英樹)
2012/5/17 19:26
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