Google、ウェブサイト自動翻訳機能で、利用者による翻訳改善を可能に


 米Googleは5月30日、「Google 翻訳」を用いてウェブサイトを自動翻訳する「Website Translator」に実験的な新機能を追加したと発表した。

 この機能をウェブサイトに実装すれば、自動翻訳でうまく翻訳できていないサイトの文章を、サイトの利用者に修正・改善してもらうことが可能となる。

 機能を利用するには、サイト管理者が「Website Translator」プラグインと必要なメタタグをウェブサイトに追加し、該当する言語に翻訳する必要がある。

 Google 翻訳による自動翻訳を改善したい場合、自動翻訳された文章の上にカーソルを合わせて原文を表示させ、その時に表示される「Contribute a better translation」をクリックする。そこで代わりに表示された翻訳候補がよければそれを選択するか、またはダブルクリックして自ら正確な翻訳文を入力できる。

 管理者がサインインした状態でこれらの作業を行った場合には即座に反映される。それ以外のサイト訪問者が翻訳を改善した場合、その翻訳は管理者が承認されるまでウェブサイトに反映されることはない。

 この機能を実装したウェブサイトでは、Google ツールバーまたはGoogle Chromeの自動翻訳を利用している場合にも、改善した翻訳が表示されるとしている。

 この機能は実験的に提供されているため、現時点で利用料金は無料。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/6/1 12:45